紡
久しぶりに彼女と自身以外の文章を読んだ。
最近碌にインプットもできていないし、何となく本を読む気にもなれない。
そんな中、手に取ったのは私の友人の創作短編集だ。
友人はとにかく本を読む。ものすごい量の読書量だ。家は本で床が抜けるのだと言う程の読書家である。
時折友人の文章を読ませてもらうこともあり、彼女の文章は今もなおスッと胸の中に入ってきた。
読みやすい、と言えば友人は面白い顔はしないだろう。しかし久方ぶりに文章を読む私に取って、友人の文章はまた一次創作を書こうと思わせるものだった。
人に物語を書かせたい、と思わせる文章は間違いなく良い文章だ。
何か新しいジャンルにハマりたいとも思ったが、一次創作というのも良いのかもしれない。
そして私も、人が創作意欲の湧くような作品を生み出したいのだ。
まずは二次創作から。やはり文章を書くとなると、そこが肌馴染みが良い。
しかしまあ二次創作の中でも、自分が書くものは人を選ぶものであるので、きっと公にはできないが。
それでも、また文字を書きたいと思えた。
やはり文章というのは良い。
まだまだ拙くはあるが、私自身もアウトプットすることが好きなのだ。
そう言った希望を胸に、この後キーボードへと向かい合ってみようと思う。