朝
この時間、私と彼女はいつも連絡をとりあっていた。
おはようからおやすみまで。朝にはメッセージをやりとりし、夜には電話をする。
その名残で私は朝に何度も目が覚めるようになった。
今だって、目が覚める。
そしてそのたびにLINEの通知が来ないことに絶望する。彼女のブログに更新がないことも、悲しくなる。
ふとした瞬間、ぎゅうっと襲い掛かる寂しさ。
いずれ慣れるのだろうか。
私はこの孤独に耐えられなくなる。
彼女を思い、泣きそうになる。
彼女は今何をしているのだろう。
きっともう朝起きてコーヒーを飲んで、TwitterやInstagramを見ているのかもしれない。
朝ご飯の準備をしているかも。
彼女から連絡のこない朝、それもいずれ慣れていくのだろうか。
まだ、朝の中途覚醒時にスマートフォンを見て彼女からの連絡を期待するのをやめられない。